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6/30 第 3 日 |
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今日の朝は General Session が Nokia 単独によるものなので、自主的にお休み。すこしだけゆっくりできました。 さて、今日聴講したセッションは
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今日ははずればかり引いてしまいました。はじめの Monitoring & Management はあまり深いところまで解説をせず、使い方に始終していました。唯一の収穫は jconsole などのユーティリティの使い方を聞けたことぐらいです。 次の Swing のセッションですが、裏情報でオープンソースになることが決まった JDesktop Integration Component のことを話すと聞いていたので期待していたのです。ところが、最後にたったの 2 枚のスライドだけ。全然詳細は話さずじまい。最後まで我慢していたのに、何だったのでしょう。 したがって、今日の当たりは Looking Glass だけでした。 Project Looking Glass: A Java Technology-Based 3D Desktop Environmentすごい人気です。セッションフルで会場に入れない人が通路にあふれていました。私は写真を撮るように頼まれているとわけの分からない理由をこじつけて無理に入れてもらいました ^^;; オープンソースになった Looking Glass ですが、java.net では lg3d で登録されています。URL は https://lg3d.dev.java.net/ です。現在のところ core、demo、X11 Integration が登録されています。 セッションはデモからはじまりました。JTC の時には OpenGL を直接使用していたのが、Java 3D を使用するように全面的に書きかえられたそうです。このため Window Manager (Scene Manager というらしいですが) がシーングラフを直接扱うことができるなどの利点があるそうです。 その後、グラフィックについてかなり細かいところまで解説されました。私自身 X11 に詳しくないので、いまいち分からないところも多かったのですが、X11 で動作するアプリケーションの操作をインターラプトして LG の Display Server Control に渡し、LG で何らかの処理をおこなえるようになっているようです。これを利用して、ダイアログをウィンドウの裏側に貼るなんてことを実現しているようです。 LG のライセンスはコアの部分は GPL、X11 の改造部分は MIT、バイナリは BCL になるそうです。
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A Metadata Facility for the Java Programing LanguageRMI の例や EJB の例を出して、メタデータを使うとこんな感じになるんだよという説明からはじまりました。とここまで聞いたら、またかと思うわけです。はずしたかもしれないと思うわけです。 幸い、会場は無線 LAN 完備なので、メールのチェックをしていました。 ところが、さすが Joshu Bloch そして Graham Hamilton。油断していたら、いつの間にかどうやってアノテーションを実現しているかという話に移っているではないですか ^^;; 大慌てでメモを取りだしたのですが、いかんせんはじめの部分を聞いていないため、はてなが頭に渦巻いてしまいました。 そして次に apt に関する解説に移りました。apt はアノテーションを評価するためのツールです。虎の穴では Doclet を使用してアノテーションを評価しましたが、apt も同じような用途に使用することができます。 Doclet API に相当するものはミラー API と呼ばれています。パッケージは com.sun.mirror です。com.sun のパッケージですが、Javadoc も公開されています。 Mirror API Javadoc http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/apt/mirror/index.html デザインパターンのビジターを使用して、switch やキャストを使わなくするような設計になっているそうです。 Profiling Java Technology Applications Using Dynamic Bytecode InstrumentationJFluid ってご存知ですか。プロファイリングやモニタリングに使用できるツールです。 通常、アプリケーションのプロファイルをおこなうには JVMPI を使用しますが、JFluid は Bytecode Instrumentation (BCI) を使用しているのです。それも動的に BCI をおこなうというものなのです。 このセッションは JFluid の作者が JFluid のダイナミック BCI を使用したプロファイルに関して解説したものです。 ダイナミック BCI を使用することでオブジェクトの情報を引き出すことができます。しかし、どのようにプロファイルをおこなえばいいのでしょうか。たとえばメモリのプロファイルは次のようなことを調べているようです。
JFluid ではまたダイナミック BCI 以外に、動的にプロファイルを切り替えるために Dynamic Tool Attachment をおこなっています。OS からのシグナルによって Tool をアタッチするらしいです。 最後に JFluid のロードマップが示されました。JFluid の JVM に関する部分は jdk 1.6 もしくはそれより前に取り込まれるそうです。ツールの方はまず NetBeans のプラグインとして提供され、その後スタンドアロンのツールとして提供されるそうです。NetBeans のプラグイン版はすぐに公開されるようです。
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