|
3/24 Pavillion Preview |
||||||
今年も例年通り San Francisco で JavaOne が開催されます。去年は 6 月だったのですが、今年は 3 月になりました。3 月 SF、11 月 日本というローテーションになるようです。 そこで、現地 SF から 簡単なレポート (というか雑記レベルですが...) をしていきたいと思います。なるべく毎日更新するようにしたいと思いますが、できなかったらごめんなさい。 さて、JavaOne の本番は 3/25 からなのですが、今日 3/24 は日曜だというのに Pavillion Preview が行われました。Pavillion とは展示会場のことです。JavaOne はカンファレンスが中心になりますが、Pavillion には IBM や Oracle といったビッグネームから、ベンチャーまであり、さながらカオスのようです。
JavaOne の会場は Moscone Center というところなのですが、幕張やビッグサイトに比べれば小さいので、Pavillion もそれほどスペース的には大きくありません。 ですから、ビックネームといえどもそれほど大きなスペースを取ることはありませんし、小さいところでは 1.5 m ぐらいのスペースにパネルとノートパソコンだけというところもあります。そんなところは、説明員 1 人と聞いている人が 1 人だけで満員になってしまいます。 さて、今年の Pavillion を見渡してみると、J2ME 関連のブースが増えているように感じます。去年までは J2EE が大半で、J2ME がその隙間を埋めていたような感じですが、今年は J2EE と J2ME で半々ぐらいのような感じを受けます。 ただし、J2ME の大半は携帯電話関連です。Nokia や Sony-Ericson のようなメーカから、そこで動作する VM などです。キャリアは Vodafone や Nextel などがありますが、少ないです。NTT も出展していますが、キャリアに関した展示はありませんでした。 新しい流れとして、今までは装置や JavaChip、組みこみ向け JVM などが中心だったのですが、今年は組みこみ向けの開発環境や、MIDP などの上で動作するライブラリが出展されていたことです。開発環境としては Jbuilder の組みこみ向けバージョンや Zentek の iJade などがありました。 ライブラリとしては組みこみ向けのグラフィックライブラリがあります。MIDP はグラフィックが弱いので、そこを補完するようなものになるようです。たとえば、Kada GUI Framework や Transvirtual の XOE Graphics Libraries などがあります。 JavaChip も展示が増えているようです。aJile aJ -80/100 や ARM の Jazelle、NAZOMI の JA108 などがあります。 日本の企業では Applix がかなり大きなブースで展示を行ってました。その他には前述した Zentek などがあります。
携帯電話以外の J2ME に関する展示としては Sun の JavaCar や eGas Station があります。今年の JavaCar は Smart でした。 日立の SH-4 上で、OS は VxWorks だそうです。現状は Personal Java で動作するとのことですが、今後は J2ME に移行するそうです。 eGas Station は去年の横浜の JavaOne でも展示されていたものです。
|
今年のバッグは... |
||||
毎年、JavaOne に参加するとオリジナルのバッグをくれるます。JavaOne の会期中は San Francisco はこの JavaOne バッグを持った人がぞろぞろと歩いていて、かなり変な感じです。 だいたい 2 万人以上の人が参加して、参加者のかなりの割合でバッグを使っているので、本当に San Francisco で石を投げたら JavaOne バッグにあたりそうです。 ところでこの JavaOne バッグですが、これが年々肥大化傾向にあります ^^;; ことしはなんとキャリー付のバックパックになってしまいました。もらうときはいいのですが、帰りの荷物になってしまうので困り者でもあります。日本でこれをガラガラさせて引きずっていたら結構恥ずかしいのですが、まさかトランクに入るわけはないのでしょうがないですね。 明日からはカンファレンスが始まるので、そちらを中心にリポートしたいと思います。 (2002/03/24)
|
|